ホスマグは、吸収性の高い亜リン酸とマグネシウムを主成分にした亜リン酸液肥です。マグネシウムが欠乏すると、開花時期に葉色が薄くなる原因となります。ホスマグを使用して、マグネシウムを供給することで、下葉の応変防止、転流促進、代謝向上につながります。

マグネシウムには植物体内でリン酸の働きを助ける効果があるため、リン酸の吸収を促すことができます。マグネシウムそのものと拮抗するカリウムやカルシウムを含んでいないため、効率的に吸収することが出来ます。カリ過剰はマグネシウム吸収を阻害しますので、そのような場合も速効性のホスマグの葉面散布が効果的です。

ホスマグの効果

• ・葉先枯れ防止・葉色改善（特に下葉）

• ・果実の結実低下防止（なり疲れ予防）

• ・果実の着色促進（品質向上）

• ・転流促進・代謝向上・光合成促進

• ・植物の抵抗力増進（活性酸素除去）

1,000倍希釈での葉面散布がおすすめです。（7～10日間隔）
好適濃度は 1000 倍です(高温時注意します)。
1回の施用量は 10 アールあたり500ccが目安です。

高機能液肥の混合について

• ・「液肥GB」は「ソイルマスター」 「バリカタ！」で“中和”後、他の高機能液肥と混合してください。（最初に調合）。

• ・次に「ホストップ」「ホスカル」「ホスマグ」の亜リン酸系を混合し、「ネイチャーエイド」「ALAーFeSTA」を順に混合してください。

• ・安定しない液肥「鉄力あくあF14」「マルチケーミン」など金属キレート剤は、一番最後に混合してください。

ホストップ・ホスカルとの混用について

ホストップと混合散布する際は 1000倍同士、ホスカルとの混合散布ではカルシウム>マグネシウムとなるよう、1500～2000 倍程度で混合します。カリやカルシウムの裏にマグを仕込んで使用するイメージです。

• ・原液同士での混合は沈殿が生じる場合がありますのでお控えください。

• ・酸性肥料のため石灰、アルカリ系資材／薬品（石灰硫黄合剤、銅剤）との混用は出来ません。

• ・高濃度で散布する場合や高温時の使用では薬害に注意する必要があります。